腰痛の約8割が原因不明と言われ、医学的には「非特異性腰痛」と呼んでいます。
原因がわからないのに、治療を続けてよくなるのでしょうか。
”原因不明”例の多くに、骨盤の「仙骨」と「腸骨」の間にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)と、その周辺の靭帯が関与していることが多くあります。一般的に若い方は「腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア」、高齢者は「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」として治療されている例が多いですが、もし通常の治療で十分な治療効果が感じられない場合は、「仙腸関節障害」を疑ってみる必要があるかもしれません。子供から成人、高齢者まで誰にでも発症する可能性があり、女性の方が男性より少し頻度が高いようです。
詳しくは、日本仙腸関節研究会のサイトをご参照ください。