骨を形成しているカルシウムなどの成分が減少して骨の量(骨量)が減り、骨の強度が損なわれて、骨折をしやすくなる状態です。すでに骨折がおこり、そのための変形や痛みなどの症状がでている場合もあります。
骨塩定量検査に加え、既存圧迫骨折の有無、骨代謝マーカー(血清、尿)などをチェックすることで、早期の診断を可能にし、より効果的な治療法を選択することに役立ちます。
低エネルギーX線を利用して骨の密度を測定する検査です。
測定値(計測値)をコンピューターにより解析して算出し、比較することによって、骨塩量を知ることができます。骨塩とは骨のミネラル量のことで、骨の強度を測る指標のひとつです。
骨粗しょう症は発症してからの治療はもちろんのこと、自覚症状が出る前の早期診断・早期治療がさらに重要です。
最近の治療には
● 骨形成促進剤(骨を作ることを助ける薬)
● 骨吸収抑制剤(骨が抜けていくことを防ぐ薬)
● その両方のバランスを調整する薬
などが用いられるようになり、数年前に比べ治療効果はさらに向上しています。
外反母趾や偏平足で悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
体操やテーピング、靴の選び方などにより、手術をしなくても症状を緩和できる場合が多くあります。
また、当院では義肢装具士が作成する「クリニカル・インソール」を利用して、日常生活をサポートする方法も取り入れています。