スポーツやダンスは身体のバランスをとりながら、さまざまな動きが組み合わさっています。トレーニングによって筋肉を増強することで上達するだけでなく、必要な力を適切に使えるようになることも必要です。
たとえば、野球のピッチングで片足を上げて投げるフォームで、足を上げた時にグラグラしてしまっては、コントロールが定まりません。これは、筋力が足らないから起こっているのではなく、片足を上げる動作で使う筋肉のどこかに癒着があり、身体のバランスが取れていない場合があります。
エコーガイド下fasciaリリース治療を行い、ピッチングフォームやキックが安定し、投球障害やキックのパフォーマンスが改善した患者さんもいらっしゃいます。
当院のリハビリテーションは、患者さんそれぞれの病状やケガの状態、生活動作に合わせて、治療内容を組み立てています。
癒着していた組織をはがした後、再度癒着しないよう、リハビリを行います。セラピストが行う機能訓練とともに、ご自宅でもできるトレーニングを指導し、治療効果をさらに上げ、正常な状態が続くようなご提案をします。
固くなった関節をほぐし、動きを良くします。膝・肩の悪い方や、ギプス固定を外した後などにも行います。
投球フォームや運動動作のチェックをし、矯正指導を行います。
スポーツで痛めてしまった部分を固定するだけでなく、テーピングにより組織の回復を促進します。
理学療法士が足の状態を評価し作成する「クリニカル・インソール」。スポーツ選手はもちろん、日常生活で使用する靴のインソールの制作も行います。